SORTIE

jeu 20 mai 1999

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TOKYO NaritaよりPARISへ。

四つ上の姉、麗子を連れて。





AF275は滑走路に出てしばらく静止。
突然、機体が底からうなりだす。
ゴォォォー、キィーン・・・
ずいぶんがんばっている音がする。
こんな大きな物が地上を離れるんだもんな。
離陸。
朝から曇り空だったが、成田上空はそんなに
見晴らしは悪くない。
窓の下、向こうの方に、朝まで見上げていた曇り空が。
いろいろな形の雲が太陽に照らされて眩しい。

昼食。飲み物のワゴンが回ってくる。
仏人のスチュワーデス(今はそう言わない?)が来て、
私に向かって何か言っている。
先ほどの飲み物のときは日本人だった。
・・・え、なに?
これはもしかして英語?
これは不覚だった。ここでの公用語は英語なのか。
仏人は仏語を話すものという気がしていた。
私は英語が分からない。
いや、分からないことは言っていないのだが、
心構えがない。
ワゴンの上に、トマトジュース、と仏語でかかれた
箱があるので、当然その通りに読み上げようと
していて、予期せぬ言葉が耳に入った瞬間・・・
言葉もなく指をさしてしまった。

ワインは初めに確保した。昼食にも残りを飲む。
乗り物酔いにはこれが一番。
トランキライザーも多めに飲んだ。
酔い止めは飲まない。
人によく、乗り物酔いなんて気のせいだ、と言われる。
その通りだ。
気分が悪くなる、というのはまさに気分の問題。
それをコントロールできたら誰も酔わない。
ただし、酔うと思うから酔う、というのは間違っている。
どこか遠くへ出かける、という非日常で異様な空気と、
周囲の人々の興奮状態、それに弱いのだ。

小さい頃のことを思い出した。
バスで遠足なんていうときは、必ず気分が悪くなる。
しかも、今日こそは元気だ、と思った日に限って特に。
みんなが同じ一つのことを楽しみにして興奮している、
という異常事態。
一緒になって楽しんでしまったときにはもうダメだ。
修学旅行などはほとんど宿で寝ていた。
そう、問題は気分なのだ。

 

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