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ven 21 mai 1999

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今日はよく寝た。薬を飲んだせいもある。またどんよりとした空。
それにしてもここは本当に先進国なのだろうか。
昨日のTAXI からの風景でも、古くて狭くて、歴史的伝統がどうとかいう以上にとにかく古い。
ガイドブックに載っている何かキラキラしたイメージとはひと味違って、これは面白いかもしれない。

ホテルの朝食の部屋に入る。「Good morning ! 」客は英語を話す人が多いらしい。
牛乳の味が違う。コーヒーがおいしい。愛想の良い人、黙って出ていく人、人それぞれ。

外に出て歩き始める。
最初は歩いてOPERAの方へ向かう。
思った以上に寒い。
麗子がホテルに帰りたいと言い出す。
着る物を取りに帰りたいと言うが、もう少し歩いてみる。
ふと、一人旅がしたいなあ、と思う。


Gal.Lafayette。Paris で一番大きいデパート。
Primtemps もある。それにしても、これが流行最先端の都市、Parisか?
日本のデパートはなんて良い品物が多いのだろう、と思ってしまう。
ここは物を選んで置くということをしないのだろうか。
とにかく何でもいいから置いている、といった感じ。
このブランドがこんなものまで作っていたのか。
売れない物も当分は置いてありそうだ。

外に出ると、急に晴れ間がのぞいた。これは暑くなりそう。

食糧品スーパーに入る。野菜や果物の大きさが全て違う。
ずいぶん小さなオレンジ、りんご、桃、大きなレモン、ヘチマ型のきゅうり、ゴボウ型のにんじん。
あれ、これは何だ。大きめのビニール袋に、レタスの切ったのがどっさり。
よく見ると、にんじんの入ったのやら、とうもろこしの入ったのやら、いろいろ。
最近のフランス人は料理をあまりしないというが、なるほどだ。
これならヴィネグレットをかけるだけ。

Opera Garnier だ。せせこましい街に突然、こうやって大きな立派な建築物が。
この小さな街からはみ出しそうにも見える。というか、全体像を見ることができない。
周りが狭すぎて、少し離れて見るということができないのだ。全部、彫刻で出来ている。

Vendome広場の周りはどこも似たようなオープンカフェが並ぶ。
その近くのCHARLES JOURDAN の店に入る。
「メアイエルピュ?」 店員の男性がさわやかな笑顔で話しかける。
「・・・ぴゅ?」 これは英語か? 参った。まただ。
「カワイイ」 今度は何かと思ったら、彼が知っている唯一の日本語らしい。
買い物に来たつもりはないが、靴やハンドバッグ、ここも日本の品揃えの新しさにはかなわない。

ちょっと田舎くさい女の子が我々日本人に道を尋ねてくる。知らない、と答える。

 

麗子が疲れてもう歩けないと言う。混んでいるが、一番近くの
カフェに入る。運良く、あっという間に座れた。綺麗な店だ。
ガラス張りに鏡張り。これだけ客が多いのもうなづける。平日
なのに服装が人それぞれ。休日かと錯覚する。みんな大きな声で
何やら議論をしている。食器のぶつかる音。店員の男性が英語
らしき言葉を話しかける。騒々しいので、こちらも叫びながら
注文。オムレツサラダ付きとカフェオレを頼んだ。スーパーで
見たようなレタスがてんこ盛り。おいしい。店の前には巨大な
Madeleine 寺院が。これは完全に視界からはみ出している。
写真にも収まらない。ガイドブックを見て全体像を把握する。
でも、ここに載っている写真のアングルは不可能だ。そうとう
逆ズームにしないと。

 

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