SORTIE

lun 24 mai 1999

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今日はParis郊外へ。ST.LAZARE駅でSNCFに乗り換えて、SEVRES VILLE D'AVRAYまで行く。
SNCFはParisの外側をぐるっと回るように走っている。
車内はがらんとして、ほとんど誰も乗っていない。
乗った瞬間からもうヨーロッパの田舎を列車で旅している気分になる。
曇り空の下、列車は静かに走り出した。



すぐにParis市内から出た。
ここに初めて一戸建てが出現。
市内には一つもなかった。
ごく普通のヨーロッパの家。
煉瓦造りが多い。

そして目の前に
見えてきたものは・・・

高層ビルだ。




なぜParis市内ではなく郊外に
いきなりこのような。
幻の都市が浮かび上がったようだ。
鎖国のような古都はParis市内だけなのか。

LA DEFENCE、Parisの副都心。
新宿とあまり変わらない。
ここには、すべてを破壊して
新しいものを作り上げる、
そういう文化がある。

郊外を壊すことでParisは守られている。



Parisを外から見る。森の向こうの、あの平野の部分がParisか。
Eiffel がいちばん根元から見える。
市内で高いものといえば、Tour Eiffel とMontparnasse の二つだけなのだ。
Parisの周りには森と都会があって、その外側に田舎がある。
新しい高層ビルなどはすべて郊外に作られている。

Parisは守られている。何も壊さずに、すべてを古いままに、ひたすら守り続ける。
しかし一方で、この街のどこかで世界の新しさの源が生み出されている。


Paris郊外、副都心を通り過ぎて田舎に来る。
駅の改札には駅員もいなくて素通りできる。この切符は何もしなくてよいのだろうか。
一戸建ての住宅の並ぶ小道を歩く。
小鳥のさえずり、耳が痛むほど大きく聞こえる。
きっとここに住む人々はみんな早起きだ。毎日、鳥の声で目が覚めるんだろうな。
駅前に一軒しかないcafeでサンドイッチを頼む。
人なつっこいおじさんが暇そうに話しかけてくる。「ここはオレの家みたいなもんなんだ」
とか言いながら下らない新聞を読んで、タバコをふかす。cafeの上の階に住んでいるらしい。

ちょっと東京から新宿へ行くような時間、
電車に乗っただけで、こんなにも違う町へ来てしまう。

 

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